メンテナンス対応消雪ブロックの製品紹介です

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メンテナンス対応型 消雪パイプブロック

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2023-06-13

メンテナンス型消雪パイプブロックの特徴

メンテナンス対応型の消雪パイプブロック(通称:メンテナンス・ブロック)の製品紹介です。

消雪パイプブロックは「消パイブロック」とも呼ばれ、管材とノズルを鉄筋コンクリートで一体形成したプレキャスト製品です。

このブロックを連結して道路に敷設することで、現場打ち作業に比べて大幅な工期短縮が図れます。

その際、通常の消パイブロックは、端から順番にジョイント部を押し込むように連結しますが、このメンテナンス対応型ブロックは、ブロック同士を付き合わせた後、特殊なジョイント材を横にスライドさせ送水管を連結します。

この連結構造があるため、将来、ブロックの一部が破損して交換する場合でも、問題のある部分だけを抜き上げ交換できます。このように部分補修に対応しているため「メンテナンス・ブロック」と呼ばれます。

消雪ブロックの構成   メンテナンス対応型消雪パイプブロック製品の構成

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シングル管ブロック

シングル管ブロック
基本的なシングル配管の直線ブロック
メンテナンス用接続機能を有する散水・送水用のブロックです

●現場打ち製品のように配筋・コンクリート打設

  及び養生作業等が不要となり大幅な工期短縮が図れます。


●敷設作業と復旧作業との同時進行により1日当たりの

  施工延長が大幅に延び、交通規制期間が短くて済みます。


●継手ブロックを用いることにより、分岐点や交差点、

  埋設深の変化地点での作業が軽減できます。

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メンテナンス型消パイブロックの標準断面図  
  鋼管 SGPの仕様
呼び名 高さ(mm) 参考質量(kg)
SGP 653501,160
SGP 803501,145
SGP1003501,110
SGP1254501,490
SGP1504501,440
  樹脂管 VPの仕様
呼び名 高さ(mm) 参考質量(kg)
VP 653501,130
VP 753501,110
VP 1003501,065
VP 1254501,435
VP 1504501,365

  設計条件
設計輪荷重 50KN ※「散水消雪施設設計・施工維持管理マニュアル」による
衝撃係数 0.4 ※「散水消雪施設設計・施工維持管理マニュアル」による
コンクリートの設計基準強度  40N/mu  
鉄筋の許容引張応力度 180N/mu  

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スリーブジョイント  (消雪パイプ用スライド式ワンタッチ接続継手)

スリーブジョイント(スライド式継ぎ手)
ブロックのパイプを繋ぐジョイント

ブロックを並べた後に送水管を接続できるスライド式の継ぎ手です。

●メンテナンス対応型ブロックの接続には、スライドさせ

  るだけでワンタッチ接続可能なスリーブジョイントを用い

  ます。


●仕様上定められた水圧試験を行い、消雪パイプ用継手

  として十分な機能を有することを確認しています。


消雪パイプブロックのスリーブジョイントの施工イメージ
ブロックのパイプを繋ぐジョイント

移動式のスリーブジョイントで接続します。

●円筒形のゴム製接続材を、片方のブロックのパイプにか

  ぶせておきます。


●ブロックの管同士を突き合わせます。


●専用の工具を使って、ゴムスリーブを中央部に移動させ

  ます。


●スリーブの隙間にモルタルを充填して完了です。


  「スリーブジョイント」の接続手順
スリーブジョイント(スライド式継ぎ手)のスライド前の状態 スリーブジョイント(スライド式継ぎ手)のスライド作業中 スリーブジョイント(スライド式継ぎ手)のスライド・セット完了
スライド前 ⇒ スライド作業中 ⇒ セット完了

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専用目地材  (オプション)

消雪ブロックの専用の目地材
消雪パイプブロックの専用の目地材です。

この目地材はブロックに付属せず別売となります。

●管径、ブロック断面に合わせてカットしてあります。

●現場での煩わしい目地材のくり抜き作業が不要な上、

  美観にも優れます。

消雪ブロックの専用の目地材の形状

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継手ブロック

消雪ブロックの継ぎ手ブロック(T型)
標準で4種類の継ぎ手があります。

●I型  :主に100と125の接続で断面が変わる

               場合に使います。

●T型  :送水管から散水管がT分岐する場合に

               使います。

●LL型:送水管から道路上の散水管に接続する

               際に使います。

●LR型:LL型と曲がりが反対になります。

雪ブロックの継ぎ手ブロックの図面

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プレキャストポンプ室

「消雪ポンプ室」は深井戸用水中モータポンプ室の設置に対応したプレキャストボックスです。

消雪用のプレキャスト・ポンプ室の設置工事・施工
二次製品ポンプ室のメリット

●配筋、コンクリート打設、養生工、熟練工が

  不要となり工事が短縮されます。

●仮設の時間が削減され、天候に左右される

  ことが少ないため安全が確保されます。

●工場生産された製品は高品質で均一化されて

  いるので、現場の信頼性向上につながります。

  

●設計条件、適用条件は下記のとおりです。

  <設計条件>

項目 設計値
設計車荷重  歩道 20kN
コンクリート設計基準強度 30N/mm2

  <適用条件>

    1.消雪パイプ用のポンプ室及び流量計室に使用する。

    2.設計・施工は「散水消雪施設設計施工維持管理マニュアル(社団法人 新潟県融雪技術協会)」による。

    ⇒詳細はPDFカタログをご覧ください。

ポンプ室・流量計室

ポンプ室専用、または流量計室専用のボックスです。単独で使ったり、組み合わせて使います。

プレキャストポンプ室の製品の外観例 プレキャストポンプ室の流量計室の使用状況
ポンプ室 流量計室

 ポンプ室・流量計室の構造図

消雪用のプレキャスト・ポンプ室と流量計室の構造図

 ポンプ室・流量計室の寸法表

種別 構造 規格寸法(mm) 質量(kg) 蓋径 ポンプ口径
a b c d e H h
P1 ポンプ室 1800 1300 1500 1000 300 1400 1000 4765 φ750 125〜150A
P2 1500 1200 1200 900 290 1200 800 3540 φ600 100A以下
PF 流量計室 1500 1200 1200 900 290 1200 1000 3330 φ600 150A以下
流量計室 1800 1300 1500 1000 300 1400 1200 4485 φ750

開放型ポンプ室

四角蓋が全面開放できるタイプのポンプ室です。耐加重が少ないので緑地帯や駐車場に適します。

 開放型ポンプ室の構造図

消雪用のプレキャスト・ポンプ室と流量計室の構造図

 開放型ポンプ室の寸法表

種別 構造 参考質量(kg) 蓋形状 ポンプ口径
P3 小型軽量ポンプ室 本体 1840 2120 鉄蓋 内寸
1200×600
100A以下
280

流量計併設タイプのポンプ室

ポンプ室と流量計室が一体になったタイプです。

流量計併設タイプのプレキャストポンプ室の製品の外観例
流量計併設タイプのポンプ室

 流量計併設タイプのポンプ室の構造図

消雪用のプレキャスト・ポンプ室と流量計室の構造図

 流量計併設タイプのポンプ室の寸法表

構造 規格寸法(mm) 質量(kg) マンホール蓋径
a b c d e H h
ポンプ室・
流量計室併設
3100 1400 2700 1000 300 1350 1000 8470 φ600×φ750
2600 1300 2200 900 300 1150 800 6270 φ600×φ600

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散水ノズル

散水ノズルは、本体から調整弁に至るまですべてがステンレス製で、サビに強く、耐久性があります

さらに、全てのノズルはキャップや調整弁の「ゆるみ防止」も備えた安全性の高い製品です。

  型式 TC-701 TC-705 TC-706 TC-701縦型
  外観 散水消雪ノズルのTC-701型 散水消雪ノズルのTC-705型 散水消雪ノズルのTC-706型 散水消雪ノズルのTC-701縦型
  特徴 散水孔の数や大きさ角度を指定可能
シンプルな構造で耐久性あり
散水角度が水平に近い
水はねが防げる
ノズルが詰まりにくく掃除がしやすい
キャップが取れにくい
高さが低い
コンクリートの被りが薄くできる
  用途 標準型ノズル
一般道路散水
駐車場、歩道 他 道路、駐車場
河川水散水
橋梁用など

キャップのゆるみ防止機構付き消雪用散水ノズル
キャップのゆるみ防止機構付きノズル

ゆるむと怖い!

タイヤ等の圧力でキャップがゆるむとキャップ(調整弁)が浮き上がることで、調整弁ねじ部に集中荷重が加わり、調整弁が破損する恐れがあります。


ゆるみ防止機構付ノズルは、タイヤ等の圧力がキャップに加わってもキャップのゆるみ防止機構があるのでキャップの浮き上がりがなく、タイヤの荷重はキャップのテーパ面に加わり、調整弁には荷重が直接加わりません。この機構があるため調整弁の破損がありません。

突起が互いに干渉することでゆるむ方向には回りません! タイヤの摩擦等でキャップがゆるむ・外れる可能性を限りなくゼロにします。

消雪用ノズルのキャップの弛み防止機構

本体とキャップは双方に突起を設けることで確実な回り止めを実現しました。

 

消雪用ノズルのキャップの弛み防止用の突起


消雪用ノズルのステンレス製調整弁
ノズルの水圧調整弁は全てステンレス製です

ステンレス調整弁はサビにくく、強度がありあります。

消雪ノズルの調整弁のゆるみ防止ピン
調整弁にも弛み防止機構が付いています

調整弁の内部の調整コックが外れると、水圧で飛び上がり危険です。

調整弁のスプリングピンが調整コックの抜けを防ぎます。

排水と排泥を同時にこなす消雪パイプのドレン
排水と排泥を同時にこなすドレン

メンテナンスフリーを目指した高機能ドレンです。

融雪を行いながら、常に排泥も行われます。

十字ハンドル一本で排泥作業ができます。

泥の排出が横方向なので歩行者の妨げになりません。

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設置や取り換えの容易な「メンテナンス対応型消雪パイプブロック」の普及と更なる改良を目指す、コンクリート二次製品メーカと消雪機材販売会社の共同体です。

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