SPC研究会の概要
SPC研究会の設立趣意 (平成26年−2014年)
新潟県民の生活の知恵から、昭和36年に長岡で消雪パイプが誕生しました。それから今日まで、消雪パイプは冬期道路の安全・安心を守り、豊かな生活と経済の発展に寄与しています。
昨今、長年にわたる道路の老朽化と共に、道路構造物である消雪パイプの老朽化も進んできており、その老朽化対策として、消雪パイプの施設の更新が始まっています。これらインフラの長寿命化対策として、高品質で安全に施工できる二次製品の消雪パイプが利用されるようになってきました。
新潟県で発生したマグニチュード6.8の中越地震・中越沖地震では、道路と共に破損した消雪パイプが多くありましたが、二次製品化されたブロック製品は破損が少なかったため再利用が検討されました。ところが施工が難しく、期間も経費もかかるといった課題が残されました。
これを機に、設置や取り換えが容易な消雪パイプ「メンテナンス対応型消雪パイプブロック」(二次製品)が消雪パイプ開発・製造の専門企業により開発され、施工効率や安全性の向上と、将来の維持管理も容易になった技術が認められ、各種工事に採用されております。
この度、更なる消・融雪技術のコンクリート二次製品の普及と拡販を目指すため、「SPC(Snow melting pipe Precast Concrete)研究会」を発足することと致しました。
当研究会は、消・融雪技術の新技術に関わるコンクリート二次製品の普及促進と、品質の向上を目指し、地域社会・公共の利益に資することを目的とするものであります。
初冬の新潟平野 |
SPC研究会設立総会 |
平成26年3月吉日 SPC研究会 会長 諸橋通夫 (※現在の会長は 川口晃 氏です) |
SPC研究会の組織
SPC研究会は、会員企業各社で分担し、製品のPR活動や、現地見学会、技術講習会など、メンテナンスブロックの普及のための対外的な活動を行っています。
SPC研究会の組織図(平成4年-2022年-6月現在)
SPC研究会の最近の活動紹介
2022年6月: SPC研究会の第9回(令和4年度)通常総会が開催されました
•日時 :令和4年6月2日(木)
•理事会 :午後3:30〜4:10
•通常総会:午後4:30〜5:15
•会場 :ANAクラウンプラザホテル新潟
総会の席上では、令和3年の事業報告に続き、令和4年度の新たな事業計画が承認されました。
また、一部規約の改定で、従来あった3つの委員会(運営、広報、技術)を、運営委員会(運営担当、広報担当)と技術委員会の2つに統合し、業務の効率化と組織のスリム化を図ることなどが話し合われました。
さらにこの総会で、SPC研究会の新たな会長に、潟Aドヴァンスの川口晃氏が選出されました。
第9回通常総会の開会 |
総会の議事(新入会員の紹介) |
川口新会長の就任のあいさつ |
2022年8月:「消パイブロックの施工」に関する講演会を開催
•日時 :令和4年8月19日(金) •会場 :HARD OFF ECO スタジアム新潟 •出席者 :運営・技術・広報の各委員と事務局 SPC消雪ブロックの普及を目指す定例会議に合わせ 技術研修が行われました。 |
「メンテナンス対応型消雪パイプブロックの施工状況について」と題して、国道におけるブロックの実際の施工事例と、課題や改善点などの講演が行われました。
2023年2月: 「ゆきみらいin会津」に出展しました
•展示会名:ゆきみらいin会津 ゆきみらい見本市
•主 催 :ゆきみらい2023in会津 実行委員会
•日 時 :令和5年2月8日,9日 開催
•テーマ :雪国の未来に向けた情報発信と地域の活性化
SPCメンテナンスブロックの模型や施工方法の説明パネルを展示しました。
展示風景(葛サ和ブース内) |
メンテナンスブロックの接続模型 |
2022年6月: SPC研究会の第10回(令和5年度)通常総会が開催されました
•日時 :令和4年6月8日(木)
•理事会 :午後4:00〜4:30
•通常総会:午後4:40〜5:20
•会場 :ホテルグローバルビュー新潟
総会では、令和4年の事業報告に続き、令和5年度の新たな事業計画が承認されました。
総会も10回目を迎え、研究会の活動も10年目に入りました。先ごろコロナ感染症も5類に移行し、今後の積極的な対外活動についての合意がなされました。
第10回通常総会の開会 |
総会の議事進行 |